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決算
決算書を作成する一連の手続きを決算といいます。その流れは、まず会計帳簿に始まり、つぎに決算整理前試算表→決算整理手続き→決算整理後試算表と進み、最後に決算書作成の段階となります。
では、何のために決算があるのでしょう。
それは、
1)その会社がうまく利益をあげているか(収益性)
2)融資の対象先として支払能力があるか(安全性)
3)取引先として今後も有望か(成長性)ということを知るためです。
決算書はわかりやすくいえば、会社の通信簿です。
会社法で計算書類と呼ばれ、金融商品取引法では財務諸表と呼ばれる決算書は、会社の財政状態、つまり会社が財産をどれだけもっているか、そして会社の経営成績、つまり会社がどれくらいもうけたかということを示しています。
代表的なものは、貸借対照表(財政状態)であり、損益計算書(経営成績)です。
まず、財政状態に関して、会社がお金をどこから調達しているか、そしてそれをどう使っているかを示すのが、貸借対照表、それから会社がどのようなコストをかけて利益をあげたかという経営成績を示すのが、損益計算書です。
また、最近、注目されているキャッシュ・フロー計算書も決算書の仲間に入ります。
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